社民党政策セミナー20092009/09/30

党政策セミナー
 9月28日。今日は午前中は国土交通省で海賊対処の問題で副大臣のレクに同席。初めて合同庁舎の地下食堂で昼飯を食った。議員会館より安いぞ。
 午後からは、党本部で政審政策セミナー。第一講は、阿部政審会長、辻元副大臣、重野幹事長などによるレクチャー「政審の運営、国会対応、政権サポート、臨時国会の課題」。第二講は早野透さん(朝日新聞コラムニスト)の「連立政権と社民党の役割」。第三講は孫崎亨さん(元防衛大学校公共政策学科長)の「日米関係とこれからの安全保障」。
 早野さんは馴染みの深い新聞記者で、書かれた記事の内容も知られているのでまったく問題ないんだけど、孫崎さんはまったく馴染みがなく元防衛大学幹部という経歴もあって「(話す内容は)大丈夫か?」と注意されていた。防衛省関係の人を党のセミナーの講師に呼んで、田母神さんのような話をされたら君、責任問題だぞ、と。僕がたまたま孫崎さんの著作を読んで連絡してみたら、講師を快諾していただけたのだが、不安が無かったと言えばウソになる。
 講演の内容は、「自衛のため」の軍事組織が国民的議論のないままに米国との「共通の戦略」のための軍隊に変質させられてきた実態を批判し、冷戦後の日本の安全保障政策の無策とあるべき姿について指摘されたものだった。「国を守るために命を懸けている自衛官の努力を正当に評価すべき」とはしながらも、国の安全は軍事力だけではなく外交や経済力など総合的な力で実現すべきだ、という至極真っ当な内容であった。内容は社会新報か月刊社会民主に掲載されるだろうと思うが、最近の著作(『日米同盟の正体~迷走する安全保障』講談社現代新著)もぜひ読んでもらえればと思う。ご本人も「私はハト派」とおっしゃっていたが、特に違和感なく受け入れられる内容だった。
 平和についてはいつも厳しい山内議員なども「自衛隊には田母神さんみたいな人ばっかりいるのかと思っていたが、そうでもないらしい。今日の話はよかったよ」とおっしゃっていただけた。一安心。
 普通なら、この後は夕食懇親会だが、今回は都合の悪い人が多くてナシ。翌30日は2日目。4講目、飯田哲也さんの「新政権における環境エネルギー政策の行方と期待」。5講目は2マス。5の1が厚労省から「雇用の現状と緊急雇用対策の焦点」、5の2が参院法制局2部2課長の小林仁さんの「今後の雇用政策の焦点」の予定。

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