だらしないぞ! 産経新聞2009/09/02

産経つぶやき
 だらしないぞ。産経新聞。
 衆議院選挙関係の「つぶやき」として、「@SankeiShakaibu」のTwitterアカウント から「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」との投稿があったという。
 産経新聞社会部は、記者がTwitterに書き込んだこのつぶやきについて、「たくさんの厳しいご意見をいただきました。軽率な発言だったと反省しています。ご不快の念を抱かれた方には、お詫び申し上げます」という謝罪を投稿したとのこと。
 僕は別に産経新聞が中立的な立場だなんてもともともと思っていないから、別に何とも思わないわけだけど、一応、産経の報道の中立性に対して厳しい批判が寄せられたそうな。その上で、「産経新聞は、保守系の『正論路線』を基調とする新聞です。発言は、新政権を担う民主党に対し、これまで自民党政権に対してもそうであったように、社会部として是々非々の立場でのぞみたいという意思表示のつもりでした」と釈明していると。
 ちょっとだらしないんじゃないかなぁ。いっそ、「うちは保守反動の立場から反民主で徹底的にがんばります」言ってもらった方が、すっと気持ちいいんだけどなあ。自公が与党なら自公をヨイショし、民主が与党になったら民主にヨイショするというよりは、ずっと立派だと思うけどなあ。自公と一緒に滅びてね。とは思っておりますが。 

国内バイク市場は絶滅か2009/09/02

二輪出荷台数グラフ
 最近、単車が売れないらしい。
 実感として、ハーレーと大型スクーターは増えたけど、原チャリがかなり少なくなっているような気がする(←これは根拠のない体感)。実際にも、バイク屋がどんどんつぶれてていて、修理をしてもらえなくなっている「バイク修理難民」も少なくないらしい。僕はこの十数年、たまたま近所にあった大規模なチェーン店「RB」にお世話になっているんだけど、数年前からプライベート工場化とかいって、基本的に一見さんの修理を受け付けないことになった。いくらか払って会員組織に入ると、受け付けてくれるんだけど、無制限に受け付けていると混んでしまって元々の顧客の整備をする余裕が無くなるからということらしい。
 バイク仲間に聞いても、どの店も苦しくなってるみたいだ。それもそのはず、全然売れて無いんだね。ピークだった1982年に334万台あった国内バイク市場は90年代以降減少し続けて、2008年は52万台だから6分の1以下になってしまった計算だ。
 いわゆる「三ない運動」(免許を取らない、乗らない、買わない)が広がったせいだとか、バブルのせいだとか、車にシフトしたんだとか、いろいろ言われてるみたいだけど、いずれにしろ深刻な事態だわ。確かに最近、魅力的な新型車も出てこないし、各社のラインナップも貧弱になっている。市場縮小によって悪循環が始まっているのかもしれない。
 車のETCは5000円もあればつけられるけど、僕がバイクのETCを2年前につけたときは1万6千円とかの助成をもらっても4万近くとられた。バイク屋によると防水・防振とかコスト高な面があるけど、とにかくバイク用は1社しか作って無くいので競争がなくてほぼ定価。高いから需要が無く、他メーカーの参入もない。と悪循環を説明していた。たぶん今も同じ状況が続いているのじゃないだろうか。これじゃ最近はやりの高速1000円も使えないし、車に流れちゃうのもわかるよ。
 僕は「風」フェチで20年以上前からバイクに乗っている。ヘルメットのシールドを全開にしてびゅんびゅん風を浴びて走るのが好きなんだよね。ちょっとおじさんになって、一時は車に浮気をしていたけど、やはりバイクに戻ってきた。まあ雨や雪の日は乗らなくなったけど。それが最近、自転車へのシフトを強めているのはなんといっても駐禁の問題。駐禁の取り締まりが民間委託になってから、都心部ではどんどんバイクが駐禁とられるようになってしまった。最近だいぶ増えてきたけど、バイク用の駐車場は車と比べての圧倒的に少なくて、ほとんど停める場所が無いんだよね。これは、ながらく自転車法と駐車場法のはざまで二輪用駐車場に対する規制が全然なかったツケだ。条件がない実態を、実質的にほとんど取り締まらないことで繕ってきた。そうした運用を、警察が勝手に変えやがったわけだ。
 実際に僕は短期間に3度もバイクの駐禁をとられて、激怒したことを契機にクロスバイクを買ったのだ。一応、バイクも持ち続け乗り続けるつもりだけど、日々の利用率は減少している。バイク屋さん、恨まないで。恨むなら、アホなゼロトレランス政策(不寛容政策)を強引にすすめる警察を恨んでください。本当。