労働情報全記録DVDが完成へ2009/09/30

石田精一さんを偲ぶ会
 『労働情報』のすべての紙面をデータ化した『労働情報全記録DVD』のデータの整理を終えて業者に渡し、ようやく手を離れた。2週間程度でパッケージが完成する予定だ。
 昨年急死した石田精一さんの追悼集会の利益の残りを有益に使おうということで年初から計画していたもの。労働情報紙の創刊準備号から直近の774号までのすべての紙面をスキャンしてPDFファイルにするという壮大な計画だ。事務局のイトウさんにコツコツ読み込みの作業をしてもらい、僕が整理して9月には完成すると予告していた。
 いいわけをすれば、運悪く選挙やらその後の連立交渉やらと僕の仕事が立て込んでしまい、ずるずると遅れてしまった。「9月発売」としていたので、なんとか9月末に間に合わせたいと思っていたんだけど、10月にずれ込んでしまった。ごめんなさい。
 774号分というのは結構な量。時期の区分の都合もあってDVDにして4枚というものになってしまった。増刊号、別冊に加えて、『労働情報』の前身ともいえる『週刊 労働情報』(1961年1月より6月の入手できた11号分)と『労働周報』(1967年4月1号より1969年3月45号迄、13号は欠番)のデータも、提供者のご厚意で付録として収録することができた。
 スキャンしたデータをOCRしてテキストデータを貼り付けていくのに、ものすごい時間がかかってしまった。まあ作業はパソコンがやるので、僕は待ってるだけなんですけど。古い方は画像も汚れていて字も小さいので、読み取りの結果はかなり怪しいのだけど、新しい方はなんとか検索の役程度には立つでしょう。
 60年代からの総評左派・反戦派労働運動の軌跡を記した戦後労働運動史の貴重な体系的な資料になっていると思う。準備の過程でこれは貴重だからもっと高く売っても良いのではとの声が強まってきたのだけど、そもそもの主旨から考えても、少数の人に高く売るより、手軽な値段にして多くの人に使ってもらうことが必要だろうということで、3万円という値付けとした。購読者は半額に。これを機に購読してもらっても半額です。1年購読しても1万円程度ですから非読者は購読とセットでお求めいただいた方がお得です。お求めは左のリンクから労働情報のHPに行き、ご連絡ください。
 懸案が一つ片付いて、少しだけ肩の荷が下りたわ。

コメント

_ ぴーす ― 2009/09/30 01:30

紙媒体を保管するのが大変と自分自身が思っていたことも大きな動機となってます。これで古い分をようやく処分できる。

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