案の定の文句 ― 2006/06/29
今日の機関会議で憲法問題の責任者K議員が批判されたとのこと。火曜(6/27)のA新聞にK議員が「現実的対応」=修正を視野に入れた条件闘争を主張したと書かれたことと、火・水の勉強会に他党に近いとされる活動家・研究者が出席していたことが理由です。
前者は今回についてはA新聞のミスリードですが、本質的にはずっと背景にある問題。反対、反対で玉砕するということで本当によいのか、仮に国民投票となったときに少しでも有利な条件をつくっておいた方がよいのではないか? いま表でする議論ではないけれど、いずれ重大な分岐ともなりかねない問題です。
後者については、了見の狭いこと言うなよって感じだけど、まあ仕切が悪かったのは事実。事務局として危惧していたまんまの批判でした。K議員に「だから申し上げていたじゃありませんか!」と言いたいところを抑えて、今後の持ち方について協議。オレも大人になったなという感じ。このくらい当たり前かな。
前者は今回についてはA新聞のミスリードですが、本質的にはずっと背景にある問題。反対、反対で玉砕するということで本当によいのか、仮に国民投票となったときに少しでも有利な条件をつくっておいた方がよいのではないか? いま表でする議論ではないけれど、いずれ重大な分岐ともなりかねない問題です。
後者については、了見の狭いこと言うなよって感じだけど、まあ仕切が悪かったのは事実。事務局として危惧していたまんまの批判でした。K議員に「だから申し上げていたじゃありませんか!」と言いたいところを抑えて、今後の持ち方について協議。オレも大人になったなという感じ。このくらい当たり前かな。
コメント
_ Tiger ― 2006/07/03 20:39
今の憲法、もう賞味期限が切れていると思います。人間の作った文章が、60年も修正なしに有効であるはずがありません。アメリカに押しつけられた憲法を後生大事に維持する日本人。こちらの方が非常識だと思います。
_ 小市民 ― 2006/07/04 12:12
私は憲法を変えること自体は反対ではありません。
今の憲法にはアメリカに押し付けられたという面はありますが、国民はそれを受容して自分のものにしました。その憲法を、いままたアメリカの都合で変えさせられることには断固反対です。自民党の「新憲法草案」ってアメリカに言われたとおり、アメリカの望むとおりの日本にしようっていう内容じゃないの。
今の憲法にはアメリカに押し付けられたという面はありますが、国民はそれを受容して自分のものにしました。その憲法を、いままたアメリカの都合で変えさせられることには断固反対です。自民党の「新憲法草案」ってアメリカに言われたとおり、アメリカの望むとおりの日本にしようっていう内容じゃないの。
_ 社民党員N ― 2006/07/04 14:41
聖書なんか2千年近く前にの文章ですよ。期間だけで賞味期限云々ということは言えないと思う。憲法のこういう部分がこういうふうに障害になっているから変えなくてはならないって具体的に話をしないと。いまの改憲ブームは世の中が何となく行き詰まっているから、憲法でも変えてみっかって程度の気がします。
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_ 試稿錯誤 - 2007/06/15 17:33
2007年6月14日朝日新聞朝刊文化欄に岸田秀(心理学者)の短文『安倍改憲は「自主」なのか』 米に従属する現状、直視を』 を掲載している。 現実のニッポンは第二次大戦敗北後、米国の属国状態であることは誰しも認めるところだが、その現実を認めることをせず、憲法を改正すれば属国状態から抜け出せると自己幻想にひたり、その実質は一層の対米従属をもたらす。これをうすうす感づいていながら感づかない振りをしているだけ。岸田は、ニホンの隷属的状態を直視して、この現状を認識した上でそのなかで最善の国益を考えるべきであるという。現状で改憲すれば、これまで以上の押しつけ憲法になることはあきらか、という。
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「さきの日米戦争において。。。(日米の)両陣営とも狂気に陥ったとしか見えないが、日本側の「狂気」にはそれなりの理由があった。破れれば日本が米に隷属する属国になることが火を見るより明らかで、それだけは断じて避けたいと必死にあがいていたのである。しかし日本は徹底抗戦をあきらめて降伏を選んだ。恐れたとおり日本は米に従属する属国になった。」
「わたし(岸田)はかねて日本の歴史を、外的自己を崇拝する卑屈な「外的自己」と、外国を憎悪し軽蔑する誇大妄想的な「内的自己」との葛藤、交代、妥協などの歴史として説明してきているが、日米戦争の敗北に際して日本は、戦争中には猖獗(しょうけつ)を極めていた内的自己を抑圧し、もっぱら外的自己で対米関係を維持する道を選んだ。
そして、内的自己が日本の不可欠の一部であることを否認し、この戦争は日本国民が気の狂った軍国主義者に騙され強制されたに過ぎず、日米の友好関係こそ本来の日本の正しいあり方であるとした。
もちろん、これは自己欺瞞であった。
この自己欺瞞によれば、憲法第9条は米に押しつけられたのではなく、日本国民の希求したものであった。
(略)
しかし、内的自己は抑圧されただけであって、消滅したわけではない。日本のあちこちに米軍の基地があり、日本がその占領下にあること、日本の外交政策はほとんど米に決定されていること、経済や金融や犯罪捜査の面でも米の意向に逆らえないこと、要するに、日本が米に隷属する属国であることは否定しようのない事実であり、抑圧さ...
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