NONUKES FESTA 2009~放射能を出さないエネルギーへ2009/10/03

パレード先頭
 明治公園で「10・3 NONUKES FESTA 2009~放射能を出さないエネルギーへ」が開かれた。原水禁や全国の市民団体で構成する、同集会全国実行委員会(代表:小木曽美和子、鎌田慧、福山真劫)が主催。主催者発表で約7000人が参加した、脱原発運動としては久々の大集会だ。「原発の新増設を中止し持続可能な社会を目指す方向にエネルギー政策を転換する」ことを求めた集会アピールを採択し、代々木公園までパレードを行なった。
 政党からは社民党の福島みずほ党首と近藤正道参議、民主党の相原久美子参議があいさつに立った。集会に先だって原水禁などは原子力政策の転換を求める署名約58万人分と、山口県上関町の原発建設計画中止を求める署名61万人分を政府に提出した。
 政権交代直後の漠然とした期待感もあって、最近元気がなかった脱原発もやや盛り上がりつつあるかな。僕は別用で人に会っていて、終って駆けつけたころは、パレードが出発したところ。7000人くらいいるとパレードが出発するのも結構大変だ。家で子どもが待っているので、途中で抜けようと思っていたんだけど、結局、解散地点の原宿代々木公園まで歩いてしまいました。

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                   集会アピール

 地球温暖化を防止するため、世界に通用する持続可能な未来の社会モデルを提示することが求められています。大量の資金、人材、技術基盤を必要とする原子力などの高度先端技術で、途上国と一緒に問題解決することはできません。日本のような工業先進国が、自然共生的な社会モデルを目指すことが必要です。ところが、これまでのエネルギー政策は、予算の大半を原子力に投入し、自然エネルギーの開発利用を遅らせてきました。
 また、2005年に策定された原子力政策大綱では核燃料サイクル路線が再確認されましたが、根幹である六ヶ所再処理工場では技術的欠陥が露呈し、余剰プルトニウム問題が深刻になるなど、原子力政策は矛盾だらけです。中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発や東海地震の震源域に立地する浜岡原発などに安全のお墨付きを与えつづける安全規制体制は、国家的耐震偽装ともいえ、国民の信頼を失っています。
 「原子力村」による利権構造は、現実を踏まえた国民的議論を拒んできました。原子力委員会は、これまで5年ごとに行ってきた長期政策の見直しすら先送りするとしています。
 わたしたちは、非自民の新政権が発足した今こそ、原発の新増設を中止し持続可能な社会を目指す方向にエネルギー政策を転換するべきと考え、本日、明治公園に集まりました。
 危険なプルトニウム利用として計画されている六ヶ所再処理工場の試験運転、各地の原発でのプルサーマル、もんじゅの運転再開を中止させましょう。
 破綻している原子力政策大綱の見直しを政府に要求して行きましょう。
 また、原子力安全規制体制の抜本的見直しを要求して行きましょう。 わたしたちと子どもたちの未来のために!

2009年10月3日

「NO NUKES FESTA2009 放射能を出さないエネルギーへ」 参加者一同

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