お百姓さんをやっていて泥がつかないわけがない2006/07/05

 3月31日、日本原燃は六ヶ所村の核燃料再処理施設のアクティブ試験を開始しました。しかし4月12日には洗浄水漏れ、4月23日には地下道配管下から放射性物質漏れ、5月17日試薬漏れ、5月19日に作業員の体内被ばくとやけど、6月24日に2回目の体内被ばくと事故が連発し、周辺住民は安全性への不安や不信を募らせています。原燃は、「健康や環境への影響はない」と強弁し稼働を続けていますが、いったいどういうつもり? 再処理工場の安全管理体制の評価結果を県知事に伝えるため青森県庁を訪れた石川迪夫日本原子力技術協会理事長は「再処理をする限り内部被ばくは起こる。お百姓さんをやっていて泥がつかないわけがないのと同じ」「体内被ばくを皆無にすることは不可能」って言ったんだって。すごいねー。
 確かに普通の原発(軽水炉)とは違って再処理工場は大量の放射能をまき散らします。そういう仕組みなんだから仕方ない。そうなんですよ。石川理事長の仰るとおりなんですよ。でも、ちゃんとそう言って了解してもらったんでしょうね。そうだとすれば、六ヶ所村の人はかなり勇気がある人たちだね。すごいねぇ。