173国会閉会 一息つけるかな ― 2009/12/04
選挙が終ったら、秋はツリーハウスの塗装でもするかと思っていたんだけど、なかなかそんな余裕が無くなってしまった。まだ予算だ、普天間だ、と続きそうだけど、とりあえず一息。
夜はたまたま連絡がついた元美人秘書さん(ちなみに「元」は「秘書」にかかる)や記者さんと飲みに行く。普段は子どもの面倒をみるので気軽に飲みに行けないんだけど、たまたま義妹の結婚式に来たお祖母ちゃんがしばらくいてくれるので、今日はお任せすることができた。
福島党首が無投票4選 ― 2009/12/06
事務局の立場で言えることはあまりないのだけど、一般論としていうと論点は、①選挙総括と参院選挙への対応、②党のガバナンスへの問題意識、③感情的な問題、④沖縄問題への対応、⑤その他、という感じだと思う。
今回の選挙は議席数こそ維持したというものの比例区の得票を数で約2割、率で5・35→4・27に1%以上大きく減らした。この責任の多くが党首にあるのではないかという思いが党内に根強いのだ。個人的にはこの責任を党首一人に負わせるのはやや酷かとも思うが、多くの前職議員が討ち死にする一方でその責任を負うべき党首が入閣したことへの批判はとくに国会議員の中で強いように思う。これは、このままで参議院選挙が戦えるのか、という不安とセットだ。まして閣僚であり、かつ自分自身が候補者であれば、党の顔として任務に堪えうるのかという不安は払拭されていない。
第二に、この間の与党を体験する中で、党のガバナンスに対する危機意識は中央組織の関係者の多くに広がっていた。まずは単純に大臣の日程が役所にとられて党務に時間が割けない。党の会議にはほとんど出席できず、常任幹事会すら途中で退席することが多い。重大な場面で連絡すらつかない、ということもあった。党首は当初から側近議員を作らず、一匹狼的に振る舞ってきたため、誰かに任せるということにもならない。そもそも党側の状況を把握されているのだろうか、党として重大な判断が出来るか、という疑問である。必ずしも本人の責任ではないかも知れないが、来れも故なしとは言えない。
感情的な問題についての論評はパス。ただ、今ぐらいの人数というのは、実は意外とまとまりづらい難しい規模なのだ。とくにキャラが立っている国会議員の間の人間関係はなかなか難しい。
こうした背景の上に、訪沖問題や普天間をめぐる対応への不満が火を噴いたというのが実態ではないか。民主党の中でも閣内に入った議員と、党に残っている議員との間には微妙な問題があると言われているし、閣内・閣外の立ち位置の違いにはなかなか難しい問題があるようだ。
個人的には結局は福島党首が4選されるにしても堂々と党首選をやって、様々な問題を党員や有権者の前で議論した方が良かったのではないかと思っていたので、なんとなく未消化な感じが残っている。まあ、いずれにしてもわれわれが選んだ党首なのだから、福島党首を支え、参議院選での前進を目指して頑張りたい。
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社民・福島党首が無投票4選へ 普天間強硬で党内対立回避
12月3日/産経ニュース
社民党党首選挙(4日告示)は3日、福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)の無投票4選が固まった。福島氏が、現行計画通りに米軍普天間飛行場の沖縄県名護市への移設が決まれば連立を離脱する可能性をほのめかし、現行計画に反対する党内の強硬派による対立候補擁立の動きが止まったためだ。ただ、これによって社民党は「県外・国外移設」という従来の看板を下ろせなくなった。譲歩すれば党分裂の危機に陥る可能性がある。
「福島さんは大丈夫だろう。展望が見えてきた」
防衛省首脳は11月半ば、現行計画通りに決着する見通しを示していた。
実際、福島氏は今月2日まで、記者会見などで「短期で結論を出すのは拙速だ」と述べてはいたが、年内決着を模索する政府にそれ以上の強い態度を示してはいなかった。
それが一転して、3日の党常任役員会で「社民党の根幹にかかわる」と連立離脱を辞さないことを公言したのは、社民党内の不満を抑えきれなくなったためだ。
党首選では、「福島氏は生ぬるい」とする議員らが、普天間飛行場を抱える沖縄2区選出の照屋寛徳衆院議員(当選3回)を福島氏の対抗馬として擁立する動きに出ていた。
執行部に代表代行を新設し、福島氏から実権を奪う案も取りざたされた。これらを封じるため、福島氏は普天間問題で強硬姿勢を示す必要があった。
照屋氏は3日夕に記者会見し不出馬を表明したが、「政権にそれなりのインパクトを与えた。皆さんが想像し得る範囲をはるかに超えて私たちは官邸や民主党幹部に働きかけた」と胸を張った。さらに「福島氏と会談し、普天間問題に取り組む決意と覚悟を共有できた」と述べ、党首4選にあたっての福島氏の発言が極めて重いことを指摘した。
来年1月24日には名護市長選がある。社民党が推す県外移設論の候補が優勢とみられており、党内では「市長選まで決着を持ち越せば、こっちのものだ」との声が上がっている。
福島党首4選に壁、「出しゃばりすぎ」の声も
12月1日/読売新聞
社民党は、党首選の告示を4日に控え、党内の駆け引きが激しさを増している。
2003年12月から3期6年、党首の福島消費者相は4選出馬の意向だが、党内には「福島氏は何事にも出しゃばりすぎだ」といった不満も一部議員にあり、対抗馬擁立を模索する動きも出ている。
福島氏と一線を画す又市征治副党首は、11月27日の両院議員懇談会で党首代行の設置を求めた。党内の福島氏の影響力をそぐ狙いがあると見られている。また、福島氏と距離を置く阿部知子政審会長、照屋寛徳衆院議員ら4人が11月30日、国会内に集まるなど「反福島」の動きが活発化している。
こうした動きを、福島氏に近い議員は「与党入りして党首に注目が集まるようになったから福島氏をやっかんでいるだけだ」と批判。
福島氏を支える重野幹事長が1日、又市氏ら複数の議員と会い「福島体制」継続への理解を求めるなど党内融和を図ろうとしているが、福島氏自身は党内情勢を見極めるため出馬表明を見送っている状況だ。
福島党首、不安な4期目=「普天間」なお火種
12月6日/時事通信
社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)が、4期目の党運営を事実上スタートさせた。来夏の参院選で議席を増やし、退潮傾向に歯止めをかけるのが最大の課題だ。ただ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の展開次第では、党分裂に発展する可能性も消えておらず、福島氏にとっては神経をすり減らす日々が続きそうだ。
「一番大事なのは参院選だ。連立政権の中で具体的な成果を出し、躍進したい」。福島氏は4日、無投票4選を決めた後の記者会見で、参院選では改選3議席の倍増を目指す考えを強調した。
だが、普天間問題というハードルがなお立ちはだかる。党首選では、党内から「福島氏の姿勢は生ぬるい」との不満が噴出。福島氏は政府が県内移設を決めた場合は連立離脱も辞さない姿勢を示すことで、ようやく対抗馬擁立の動きを沈静化させた。
福島氏が口にした「重大な決意」は、政府内で強まっていた年内決着への流れを押し戻し、越年の見通しとなったものの、普天間問題は依然として重くのしかかる。同党にとって、県外・国外移設は「至上命令」で、実現できなければ連立離脱の決断を迫られる。ただ、党内には「党が生き残るには政権にしがみつくしかない」との意見も根強く、実際に離脱に踏み切れば党が割れる可能性も否定できない。
福島氏には、求心力のなさも不安材料だ。福島氏は「一人で出しゃばりすぎだ」(幹部)との批判を考慮し、今後は可能な限り幹事長に党務を委ねることを決めたが、党内では不満がくすぶっている。
党首選で福島氏の推薦人となった議員は当初、衆参それぞれ3人ずつの6人だけだった。福島氏への「批判勢力」が顕在化するのを恐れた重野安正幹事長が一部の議員には声を掛けなかったためだ。
「みんなの力を合わせて、きっちり成果を出していこう」。福島氏は4日の両院議員総会で、こう呼び掛けた。しかし、党内は一枚岩とは言い難く、福島氏の前途は険しそうだ。
「児童ポルノ禁止法」改正問題の論点メモ ― 2009/12/10
選挙前に自公の旧与党が提出した児童ポルノ禁止法の改正案と民主党の改正案の修正協議が、政権交代を間に挟んで、概ね合意に至りつつある。こうした、状況を受けて、社民党としても態度を決めなくてはならない。
児童ポルノの取り締まり強化自体には誰も異論がないが、場合によっては表現の自由への規制となるなるおそれもあり、このバランスが難しいところだ。
具体的な対応については別途にまとめる予定だが、現段階での社民党としての基本的な考え方をとりあえず下記のようにまとめた(12月10日の常任幹事会で報告)ので、ご参考まで。
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1、慎重審議の必要性
児童ポルノの撲滅が国際的な重要課題となるなかで、日本においても児童ポルノ禁止法(児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律)を改正して、児童への性的虐待を防止することが強く求められている。しかし、児童ポルノの取り締まり強化が、運用次第で表現の自由を侵害するおそれも指摘されていることから、法律の改正にあたっては慎重な対応が求められる。旧与党案(自公案)をベースとした児童ポルノ禁止法改正案(修正案)には、いまだ疑問点が残り、社民党としてはこれを委員会審査を省略して拙速に成立させることには同意できない。改正論議の開始当初とは政治状況も大きく変わっており、当初の民主党案をベースに内閣提出法案とすることを検討すべきである。
2、定義の明確化・用語の改正等
いわゆる「3号ポルノ」の定義を明確化(改正案第2条3関係)することは評価できるが、「性的な部位」としてあらたに「臀部」や「胸部」を加えるなど規制対象の範囲を広げていることには疑問がある。「性欲」というごく主観的な内容に関するものであるから可能な限り限定的に規定するべきではないか。例えば学術的・芸術的・文化的な価値のあるものを除外することを明記するなど、実態に即してより明確な規定とするべきである。
3、所持の禁止規程等の新設
児童ポルノ等を所持・保管した者に対する罰則(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)が新設(改正案第7条関係)されているが、捜査当局による恣意的な運用によって表現の自由が侵されるおそれがいぜん否定できない。修正によって「自己の意思に基づいて保管するに至った者」、「当該者であることが明らかに認められる者」に限定するなど、実質的に「取得罪」とほぼ同様の立証が課されることとなったことは評価できるが、民主党案が当初規定(民主党案第7条)していた「有償」や「反復」といった要件を加えることがより望ましいのではないか。
4、被害児童の保護に関する制度の充実・強化
被害児童の保護のための措置を講ずる主体や責任の所在を明確化し、被害児童の保護に関する施策や、フォローアップ体制を強化(改正案第3章関係)することは評価できる。改正案は関係行政機関の規定について社会保障審議会、犯罪被害者等施策推進会議が連携して検証・評価を行なうこととしているが、具体的な連携のあり方等について所管庁間の対応について確認し、具体的な認識を共有しておく必要がある。
5、インターネットの利用に関わる事業者の努力規定
インターネット事業者の捜査機関への協力や、管理権限に基づく情報送信防止措置等を講ずることが、努力規定として定められている(改正案第16条3関係)が、通信の秘密を侵し表現の自由を侵害するおそれはないか。児童ポルノ掲示のために使用されているサーバーの管理者等はともかく、アクセスプロバイダまで対象とすることは、インターネット関係事業のすべてに負担を課すこととなり、対象が広範すぎる。
6、施行期日等の規定
施行期日に関して、法律施行前に取得した児童ポルノの所持・保管については対象とすべきではなく、廃棄・削除義務を課すことで十分である。改正案では「当分の間」は適用しない(附則第1条関係)ことととしているが、立法者の意図をより明確にするためには「当分の間」との文言を削除すべきである。
7、「児童ポルノに類する漫画等」に関する調査研究
旧与党案では、検討条項として「漫画、アニメーション、コンピュータを利用して作成された映像、外見上児童の姿態であると認められる児童以外の者の姿態を描写した写真等であって児童ポルノに類するもの」について調査研究を推進することが規定(附則第2条)されていが、これは「児童の権利を擁護する」(現行法第1条)という法の本来の目的を超えてるものであり、この法律の枠組みとは別のものと考えるべきだ。こうした認識を確認し、本改正案が表現の自由の規制に至るのではないかとの懸念を払拭する必要がある。保護法益を混同するべきではなく、附則や附帯決議にこれらを盛り込むことも避けるべきだ。
8、保護の対象とする年齢
「児童」という特質を前提とする法であることを踏まえれば、民法上の成人年齢や結婚可能年齢、児童ポルノ禁止条約(児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約)や児童ポルノ禁止法が規定する「児童」の年齢等の差について整理していく必要があるのではないか。
奇っ怪! 謎の為替5000円 ― 2009/12/16
前日深夜には無かったので、早朝に誰かがもってきたのだろう。一生懸命働いていてご苦労さん!というなら分からないでもないのだけど、早朝に自宅にそっともってくるとはちょっと考えられない。一応、マンションのセキュリティーもあるから忍び込むのも難儀だろうし…。マンションの他の住民からもらういわれもないし。
クリスマスではないからサンタさんとも思えないし、宛名が書いてあるから間違いでもない。うーん。まったく心当たりがない。誰だ?
せめて、「おこづかい」とだけでも添え書きしておいてくれれば、ありがたく使わせてもらうんだけど…。
奇っ怪! 謎の為替 5000円! 誰だ?
ツリーハウス大掃除 ― 2009/12/27
コロモさんがゴミを処理してくれるということだったので、ゴミ出し。長年、小屋下に放置してあったゴミを捨てて、だいぶスッキリした。
自分たちの小屋は雪に備えて支柱を追加。真ん中の根太の北側がサンドイッチだけで支えているのが気になっていたので、だいぶ耐荷重は増したのではないかなあ。
ついでに、カマドのそばにあって以前から邪魔だった山桜(と思われる)木を移設。支柱用に確保していた丸太が立ったこととあわせて、これもまたスッキリ。
自転車君に根太下のボルトのチェックをお願いした。木が生長して太くなったこともあるのか、むしろきつくなりすぎているくらいで、とくにゆるみもなし。なんとか雪の重さにも耐えられそうかな。
大雪でも降れば、雪下ろしに来なくちゃならないかもしれないけど、たぶん1~2月はもう来ないかな…。という感じです。今年から施設自体が冬期休業することになったこともあるし、一応、そういうつもり。
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