「ハート・ロッカー」を見てきた2010/03/30

ハート・ロッカー
 3月30日。3月末が期限の映画のタダ券をもらったので、奥さんと見に行った。子どもは学校が春休みになって、昨日、実家送りにしたので不在。9時くらいから見れるものは結構限られていたので、結局「ハート・ロッカー」を見る。2010年のアカデミー賞で9部門ノミネート6部門受賞とかの話題作だというので。
 イラク・バグダッドに駐留する米軍の爆弾処理班の活動を追ったドキュメンタリー風の映画、イラク戦争に爆弾処理のエキスパートとして従軍している兵士のドラマだ。作業中に爆発が起こり仲間が次々死んでいくなか、緊迫感、高揚感、虚無感といった兵士たちの心の動きを描き出している。型破りで無謀な行動をとる二等軍曹が主人公なんだけど、彼は死の恐怖に怯えながら、結局、死のスリルに取り憑かれて戦場に戻っていくんだな。「戦争は麻薬」だよ。
 ハート・ロッカーのハートってHeartのことかと思ったら、hurtでした。イラク駐留兵士の間では、爆弾の炸裂のことを"the hurt locker"というのだと。ひどい目にあう場所や、ひどい経験をするという意味のスラングが元らしい。「行きたくない場所・棺おけ」を意味する兵隊用語だと。
 声たかだかな反戦映画というわけではないけど、今時のアメリカの厭戦気分なのかもしれない。ところで、キャスリン・ビグロー監督って、「アバター」のジェームズ・キャメロン監督の元妻なんだそうです。キャメロン監督は5回も結婚していて3回目めがビグロー監督だと。元夫婦でアカデミー賞を競うっていうのもすごいなあ。

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