げげっ、基本政策閣僚委員会2009/10/16

 10月16日。基本政策閣僚委員会の議題が「防衛大綱」だから担当者として出席するようにと言われたので、のこのこついて行った。連続して設定されている政府連立与党首脳会議も。 基本政策閣僚委員会は、民、社、国新の党首クラスが重要政策を協議する機関。民主党の菅副総理兼国家戦略担当相、社民党の福島瑞穂消費者行政・少子化担当相、国民新党の亀井静香金融・郵政改革担当相がメンバー。この委員会の結論を閣議で確認し、連立政権の方針になる。  9月28日に第1回委員会が開催され、10月9日に第2回、今回が3回目だ。2回目までは正規メンバーだけで行なわれたが、今回から補佐役が同席できることになったのです。これ自身はこの間、社民党と国民新党で何度も求めてきたことだから一歩前進。
 いくら党首でも森羅万象すべての分野の政策に精通しているわけではないので、やはり補佐できる人は同席できた方がいい。党首に議事録とれとも言えないので、何が決まったのか正確にわからなくなっちゃうかもしれないし…。政策責任者の同席や事務局の傍聴はむしろ当然じゃないだろうか。
 まあ、担当者だってボーと同行しているだけでもなくて、想定される内容を踏まえて、資料を集めてメモを作って関係議員と協議して調整して党首や幹事長にご説明して、と結構な手間をかけるわけだから、どう決まるのかみとどけたいということもあるのはある。だから、随行するのはいいんですよ。
 でも、今回はどうも認識が違ってたみたいだ。向かい側に鳩山総理と平野官房長官、菅副総理と小川総理大臣補佐官が座って、こちらの並びに亀井大臣と国民新党の下地政調会長、福島大臣と僕だよ。こりゃ厳しい。正面の小川補佐官の視線が「あんた誰だ?」と言っているように突き刺さる。やはりせめて国会議員じゃないとまずかったな、ヤバヤバだ。なんとか、3メートルくらい後ろに事務局の控えの席を作ってもらい。
ちなみに政府連立与党首脳会議は与党党首や幹事長らによる協議の場で、与党3党間の意見交換の場として必要に応じて開催されるもの。基本政策閣僚委員会に各党幹事長が加わる。9月28日が第1回、今回が第2回。1回目は設定が急で社民も国新も幹事長が出席できず近藤さんと下地さんが出席した。今回は小沢一郎民主党幹事長、福島大臣、重野幹事長、鳩山首相、亀井大臣、下地国民新党政調会長、菅副総理、平野官房長官に担当大臣の北沢防衛相らが出席した。
 基本政策閣僚委員会が決定の場だとすると、政府連立与党首脳会談は意見交換の場。今後、基本政策閣僚委員会に前置されることが多くなるのではないかな。

コメント

_ ぴーす ― 2009/10/26 12:46

直ちに国民新党の下地さんから強い抗議があったとのこと。ちゃんとそれなりの人を出してくれないと困ると。党首は実務者を連れて行った方が手っ取り早いと考えているようだけど、結局、次からは政審会長が補佐することになった。事務局も後ろの方に陪席できることになった。

_ ぴーす ― 2009/11/11 13:35

(時事ドットコムより)
社・国の政策担当者が同席=官邸が譲歩-基本政策閣僚委
 新たな防衛計画大綱の先送りを決めた16日の基本政策閣僚委員会で、社民、国民新両党の政策担当者が、それぞれの党首の補佐役として同席した。政策決定への関与を強めたい両党がかねて主張し、首相官邸側が受け入れた。
 国民新党からは下地幹郎政調会長が、社民党は地方出張で不在だった阿部知子政審会長の代わりに担当職員が出席した。両党は「一歩前進だ。少しずついい形をつくっていきたい」(社民党幹部)などとしている。(2009/10/16-21:21)

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