アンケートでへろへろ2009/08/22

新議員会館建設中
 今日は土曜日ですが、選挙期間ということで出勤しています。土曜は議員会館が閉館日で空調が動かないので暑い! 議員の部屋は最近、各々にエアコンがついて、休館日でも個別につけられるようになったんだけど、政党の事務室はあいかわらず会館の空調だけなので止められるとどうにもならないんだわ。もうぐだぐだになってきたので、こうしてサボっているわけですわ。
 会館が建て替われば、なんとかなるんだろうか。とにかく、せまくて資料の置き場がないのと、もともと空調が悪いところに土日は止まるという状況をなんとかして欲しい。もともと頭が悪いのに、もわっとしたらボーとしてまともな考えは浮かばないんですわ。

 それにつけてもこのアンケートの山なんとかならないもんでしょうか。この10年くらいじょじょに増えて来たのだけど、そろそろ限界を超えつつあるよ。
 たぶん、この最大の要因は、有権者が政党・政治家に白紙委任せずに自らの関心のある課題について、候補者の考えを確認したいという流れがあるのだと思う。これは非常によいことだと思うけど、一時に集中するから答える方は辛い。
 あと、安易に聞いちゃえって流れ。わかりきったことでも、一応、聞いとくかみたいな。市民グループなんかで選挙だからなんかしようかいうと、とりあえず各党にアンケートかなって。まあ、いいんだけど、あんまりわかりきったこと聞くなよなって思うときも多い。ネットで調べればすぐ分かるような、マニフェストやら政策集にでかく書いてあるようなことを、一応何文字で答えろとか言ってくる。「憲法を変えるべきと思いますか100字で」とか何十通も来ると自分で調べてくれよ、とついつい思っちゃうね。
 さらに、地方組織や各選対に答える力が無くなってきた面がある。もちろん、すべての候補者や地方組織がすべての分野の政策を理解しておけということにはならないし、どう答えたらよいか?とか、回答例ないか?っていうのは以前からあったし、問題ない。でも、最近はごく簡単なこともまるまるたらい回ししてくるようなケースが多くなっているような感じがするんだよね。これは問題。あの県は最近全部回してくるね、とか思ってると、そういう作業をしていた人がいなくなってるとか。全体が高齢化、縮小傾向というなかでやむを得ない面もあるけど、安易に中央に回すようになっていった地方はどんどん力を失っていくんだよね。アンケート対応は原因と言うより結果なんだろうけど。まあ「憲法9条を変えることに賛成ですか?」とか、そのくらいは自分で答えてくれよ。とついつい苛立つちゃう次第。
 だいたい政党が森羅万象について見識があるわけじゃない。まったく議論したことなどないようなことも、一応は調べて答えないといかんし、いちいち常幹にかけることもできない。「成田ミイラ事件への司法機関の対応についてどう考えるか?」なんて聞かれたって知らん。何が問題なのかまったくわかりましぇん。「社民党のネイチャーゲーム政策」なんてないよ。議論したことないのよ。こういうのも勝手に答えちゃうわけだけど、大丈夫かよおい。と思うわけでした。

 だいたい、アンケートは激増、マニフェスト作りやらなにやら作業は増える一方、スタッフはどんどん減っている。10年くらい前はマニフェストなんか無かったし、政審のスタッフも10人程はいた。いまは作業激増でスタッフは半分以下、これじゃ質が下がるの当然じゃないか、って感じ。
 はー。あと1個くらいやってそろそろ帰ろ。