第171回国会解散 政権交代選挙へ2009/07/21

国会解散
 7月21日、衆院本会議で河野洋平衆院議長が解散詔書を読み上げ、「憲法7条による衆院解散」を宣言して解散した。これで第171回国会も閉会。ようやく終わったという感じで関係者の多くはホッとした雰囲気に包まれている。僕ら政党人にはこれから長い選挙戦が待っているわけで、国会の事務方や役所の人のように解放されるわけではないけど、それにしても一段落という安堵感はある。
 なにしろ昨年の臨時国会は年末ギリギリまで。今回の通常国会は年明け早々の1月5日に招集されて、すでに198日目。07年の臨時会は越年しているし、気持ち的には切り換える暇なしで、ずーっと続いている感じなのです。ちょっと足し算をしてみたら、08年度の開会日は366日(うるう年のため)中264日、07年が365日中279日間とそもそもが長い。
 直接的には、衆参のねじれ下で、参議院を通らない法案を見なし否決で再議決するための60日ルールを使う余裕をつくることが大きいだろうけど、それを抜きに考えても、事実上の通年国会的状況といえるのでは。
 世の中は閉会なんて無しに、年中働いてるんじゃ、と言われてしまいそうだけど、実際開会中は次から次へと法案処理やら実務が押し寄せてくるので、目の前のものを処理するだけで、落ち着いてものを考える時間ももてないのです。法案の処理の問題や、野党としては国会戦術としても必要なわけだけど、一スタッフとしても頭を切り換えるための間隔というのも必要というのが当事者としての言い分。
 脳味噌がだんだん空っぽになってきて、ようやく一息というところだけど、このまま即座に選挙政策ということになってしまうわけで、これじゃなかなかよい知恵もでてこないのです。

国会の開会日と閉会日